2025年5月22日 14:00
新たな価値を創出 都市型オフィス公開空地をトータルプロデュース
株式会社西武不動産（旧：株式会社西武リアルティソリューションズ）
オフィスビルの新たな価値を創出するため、空間デザインからプロモーション、運営まで一貫したブランドストーリーを構築。キャンプ体験や星空観賞会などユニークな試みで大きな反響を呼びました。
プロジェクト概要
株式会社西武不動産は、西武グループにおいて総合不動産ソリューションを提供する中核企業です。オフィス、ホテル、商業施設、住宅など多岐にわたる不動産事業を展開し、その豊富な資産と実績を活かした地域貢献型の街づくりを推進しています。
近年、働き方の多様化に伴い、オフィスビルに求められる機能や価値が大きく変化しています。同社は管理するオフィスビルの2階デッキスペースの有効活用を検討していました。オフィスビルの差別化と新たな価値を創出するため、様々なPR施策を立案しました。
実施内容
戦略的コンセプト設計
メインターゲットをオフィスワーカー、サブターゲットを近隣住民に設定し、「ちょっとした休憩」「ワーケーション」「仲間と一杯」「家族で楽しめる体験」といったニーズに応える空間としてコンセプトを明確化。これにより、平日と週末で異なる利用シーンをカバーし、稼働率の最大化と多様な来場者の取り込みに成功。コミュニケーション戦略においても、ターゲット別の2パターンのチラシを作成するなど、きめ細かなアプローチを展開。
オリジナル体験の創出
実装面では、西武グループ企業であるステップアウト社が監修したキャンプ体験エリアの構築や、他にもサイトロンジャパン社の望遠鏡を活用した星空観賞会など、様々な体験コンテンツを実現。また、飲食メニューを独自開発、ビールと料理のペアリングなど、体験全体をキュレーション。
その結果、イベント期間中、飲食は連日完売、キャンプスペースも常に高い稼働率を維持。朝の情報番組や感度の高い読者層を持つ雑誌をはじめとする多数のメディアに取り上げられ、オフィスビルの新たな活用方法として注目を集めました。
空間デザインからプロモーション、当日の運営に至るまで一貫したブランドストーリーを構築したことで、オフィスワーカーや近隣住民にとって魅力的な「体験の場」へと変貌。オフィスビルの価値向上と周辺エリアの活性化に貢献しました。
